FXをやっているトレーダーの中には、投資だけに専念する「専業トレーダー」と、本業の傍ら副業で投資をする「副業(兼業)トレーダー」の2種類が存在します。
もちろんFXトレーダーの年収は、トレードのやり方やトレードに割ける時間などによって大きく変わってきますが、やり方によっては副業で年収1000万を達成することも夢ではありません。
そこで今回は、副業(兼業)トレーダーがどうすれば年収1000万円を稼げるようになるのか、そのコツを詳しく解説していきます。
目次
副業(兼業)トレーダーがFXトレードで稼ぐ金額はどれくらい？
はじめに、副業(兼業)トレーダーがFXトレードで稼ぐ平均額がどれぐらいなのか、見ていきましょう。
副業(兼業)トレーダーの収入に関する明確なデータがあるわけではありませんので、一概に言うのは難しいところではあるのですが、FXトレードで稼ぐ金額はだいたい100万円～500万円であると思われます。
当然ながらもっと稼いでいる人もいるとは思いますが、本業があるとどうしても時間的制約があるため、それを踏まえると専業トレーダーのように何千万・何億と稼ぐのはかなり難しいと言えるのではないでしょうか。また、当たり前のことではありますが兼業トレーダーでも力量によって得られる利益は大きく異なりますし、投資につぎ込める自己資金が多ければ多いほどそれだけ稼げる可能性は高くなります。
ちなみに、一般的な30代のサラリーマンの平均年収は約455万円というデータがあります。つまりFXで500万円の利益が挙げられれば、年収1000万をクリアすることも可能です。
サラリーマンの場合、いきなり年間100万円を年収アップさせることはかなりハードルが高いと言わざるを得ません。しかし、FXでは自分の努力次第で利益を着実に伸ばしていくことが出来ます。つまり、FXは副業としてかなり優秀な稼ぎ口となることがわかります。
着実にFXでの副業収入を伸ばす方法
FXでは、年収1億円を稼ぐトレーダーのことを「億トレーダー」「億り人」と呼ぶことがあります。FXトレーダーの中には、投資をやる以上「億トレーダーを目指したい」「なるべく多くの額を稼ぎたい」と思うこともあるかもしれませんが、実際のところそこまでのラインに到達するのは簡単な道のりではありません。
そんな方が目指す一つの目標として有効なのが「年収1000万」というライン。1000万というのは、もちろん本業収入とFX収入の合計を指すわけですが、FX初心者がいきなりFXの収入で年収500万を目指すのはかなり難しいでしょう(※本業の収入が500万円の場合)。
そんな時は、まず目標値を低く設定し、着実に目標をクリアしていくのがおすすめ。その具体的な方法をここでは詳しく解説します。
まずは100～200万円を目指す
「FXで稼ごう！」と思ったら、自分の月収からいくらFXに投資できるかを考える必要があります。たとえば月30万円程度の給料の場合には、生活費や固定費などを差し引いたら、数万円程度という金額になるでしょう。初期投資の資金が少ないと「あまり稼げないのでは？」と感じることもあるかもしれませんが、FXではレバレッジをかつようすることで少額からでもしっかり稼げるようになります。
具体的な金額の例でいえば、10万円程度のまとまった資金があれば、まずは年収100万円程度～を狙うことが可能でしょう。年収100万円ということは、月8万円程度の収益が出せれば比較的簡単にクリアすることができます。
1日でどれくらい稼げればいいかを知る
仮に、副業(兼業)トレーダーが単純計算で月に20日FXを行うとすると、短銃計算で「1日5,000円」を稼げれば目標(月8万円)を達成することができます。まとまった時間で5,000円目指すのも悪くはありませんが、細切れの時間の中で1,000円、2,000円と複数回に分けて目標を細かく達成していく手法は、確実に利益を出せるので、FX初心者にも最適です。1,000円～2,000円程度なら失敗してもメンタル的にダメージが少ないので、その点もメリットと言えるでしょう。
基本的な知識を身に付ける
FXは投資ですから、「一時の運」や「感覚」だけでは絶対に勝てるようになりません。では、一体何を知っていれば稼げるトレーダーになるのでしょうか。
それは、やはり基本用語や分析の最低限の知識ということになります。
たとえば、FXの基本用語の場合、
- 指値注文
- 逆指値注文
- pips(ピップス)
- レバレッジ
- ポジション
- スワップ
- スプレッド
- ロット、ロット数
- 成行注文
といったものがあります。
また、分析の基本用語では、
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
なども知っておく必要があります。
基礎的な知識は、書籍やネット、動画などでも学ぶことができますので、FXで稼ぎたいと思っているなら勉強や分析、研究は避けては通れません。
根拠のあるトレードをする
上記ともかぶる部分ではありますが、FXは感覚や運で稼げるほど簡単なものではありません。もちろん、ビギナーズラックやたまたま上手くいったというケースもあるかもしれませんが、そうしたラッキーがずっと続くわけではなく、むしろ勘に頼って大損してしまうことも考えられます。そのため、分析や研究に基づいて根拠のあるトレードをすることが大切です。
根拠を持つことは、「感情に流されない」「ミスを犯しにくい」といったことにもつながります。勘でトレードしているうちは、はっきり言ってトレーダーとしてのレベルは全く上がりません。どんなに小さなトレードであっても、根拠を持ってトレードを続けていくことにて確実なスキルを身に付けられるのです。
慣れてきたところで取引額を増やす
細切れ時間で1,000円や2,000円の利益をあげるというトレードで経験を積み、徐々に勝率が上がってきたら、次は投資金額を少しずつ上げてみましょう。
ただし、取引金額が増えれば増えるほど負けた時の損失額も増えますので、その点は注意しておかなければなりません。そのため取引額を上げる際には、いきなり大きく投資金額を引き上げるのではなく、少しずつ慎重に行うことが大切です。うまくいっているからといって過信したり、欲張ったりするのは避けましょう。
知識や経験を蓄えて、コツコツ利益を増やしていくことが出来るようになれば、最初は年収100万円だったものが、年収200万→300万→400万→500万と着実にレベルアップしていけるはずです。
まとめ
今回の記事では、副業(兼業)トレーダーがどうすれば年収1000万円を稼げるようになるのか、その方法を詳しくお伝えしました。
初めから年収1000万円を目指すのはかなり険しい道のりになりますが、まずは副業で100万円からスタートし、少しずつレベルアップすることで、確実に年収500万円を得られるようになります。本業で年収500万ある方が、副業としてFXで500万円の利益を出すことが出来れば、合計で1000万円以上の年収を得ることも夢ではありません！途中で投げ出さず、コツコツとチャレンジし続けるのが年収1000万円を稼ぐ秘訣です。ぜひ気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
