“億トレーダー”という言葉を聞いたことがありますか?FXでは、「年収を1億円以上稼いでいる」または「1億円以上の資産を有する」FXトレーダーのことを通称“億トレーダー”と呼んでいます。

これからFXを始めようとしているトレーダーの中には、「自分もFXで億トレーダーを目指したい」「FXで年収1億円を稼いでみたい」という大きな夢を抱いている方も少なくないでしょう。

そこで今回は、年収が1億円以上ある人のなかでも、「FXで億を稼ぐ“億トレーダー”」がどれくらいの割合でいるのかを見ていきます。あなたも億トレーダーを目指すつもりで、ぜひ読んでみてください。

そもそも年収1億円を超えている日本人はどれくらいいるの?

少し前の統計結果になりますが、2017年時点の「民間給与実態調査」において、年収1億円超えの日本人は約23,000名。同年の全労働人口を基準に計算すると、2万人は約3,000名に1名の割合、つまりは年収1億円の人は全体の約0.035パーセントにしか満たないという結果になり、かなりの狭き門であることが見てとれます。

年収1億円を達成している職種とは?

では、具体的にどういった職種の人が年収1億円を達成しているのでしょうか?
非常に興味深い調査結果が出ていますので、ランキング形式にてご紹介します。

【年収1億円以上の人の主な職業】
第1位 FXをはじめとする各種トレーダー:約56%
第2位 大手企業の社員:約31%
第3位 事業所得者:約8%
第4位 不動産所得者:約3%
第5位 作家、音楽関係:約1%

こちらを見てお分かりの通り、実は年収1億円を稼ぐ人のうちの半数以上は「FXをはじめとする各種トレーダー」が占めているのです。これからFXで億トレーダーを目指す方にとっては、なんとも希望のもてる結果だと思いませんか?

ちなみに、プロ野球では年収1億円以上の選手はたったの100名程度。加えて、プロ野球選手になるためには、努力はもちろん才能も運も必要です。しかしFXのトレーダーであれば、「特別な才能を持っていなくてもやり方次第で億を稼げる可能性」が十分にあります。

億トレーダーは税金面で損をしないの?

基本的に日本の税金制度は「累進課税」です。そのため、一般的なビジネスの場合には「稼げば稼ぐほど支払う税金の割合が多くなっていくことになります。

一般的に「収入が高くなればなるほど高い税金を持っていかれて損だ」という風潮があるのは、たとえば「年収が195万円以下の場合:15%の税率」なのに対して、「年収4,000万円以上の場合:55%の税率」となり、年収に応じて比重が徐々に重くなってしまうためです。(いずれも住民税10パーセントを含んだ数値)従って、通常のビジネスにおいて年収1億円を達成すると、税金として5000万円以上を支払う計算になります。

ですが、FXトレーダーの場合、「累進課税」ではなく「キャピタルゲイン課税」制度が採用されています。こちらはとてもシンプルな課税方式となっており、「所得に対して一律2割の税金が課される」ルールです。つまり、1億トレーダーの場合は税金が2,000万円となり、通常のビジネスを行っている人よりも税金制度が優遇されているということになります。

1点注意が必要なのが、この「キャピタルゲイン課税」は、国内FX業者でトレードした場合にしか適用されないという点です。海外FX業者でのトレードは「累進課税」が適用されますので、間違えないようにしっかり覚えておきましょう。

FXで本当に勝てるの?

このように聞くと、FXで1億円稼ぐのはとても夢のある話のように聞こえますが、読者の中には「現実的に、FXで勝っているトレーダーはどれぐらいいるのか?」と疑問に思う方もいることでしょう。

こちらに関しても統計結果によると、1年間FXトレードをした場合に、「トータルで勝っている人」は30~40%の割合と言われています。つまり、3人に1人以上の割合で勝っている計算となり、非常に高い割合です。FXは、きちんとした分析をし、戦略を練ったうえでトレードに臨めば、高確率で勝てるものということが分かります。

ただし、これはあくまでも「¨1年間¨FXトレードをした結果」にすぎません。これが「¨5年間¨FXのトレードを行い、¨5年連続で¨勝っている人の割合」になると、全体のわずか1%にまで減少するというのです。とはいえ、この中には「1年目は結果が出なかったが2年目以降は勝てるようになり、それ以降連勝している」という人もいますので、「1%に入るなんて自分には到底無理だ・・・」などと統計に惑わされる必要はありません。

FXで億トレーダーになるためには何をすればいい?

インターネットやSNSの投稿を見れば、FXで億トレーダーになるための様々な方法が出てくるかと思います。しかしその手法全てを説明していくのには限界があるため、ここでは「億トレーダーを目指すために最低限しなければならないこと」に的をしぼって解説していきます。

億トレーダーを目指すための方法

  • FXのノウハウを身に付け、経験を積む
  • 確かな独自のルールを作る
  • メンタルを整える環境づくりを重視する
FXのノウハウを身に付け、経験を積む

FXに関連する用語や基本的なトレード手法を覚えるのは基本中の基本です。ただし、「完全に全てをマスターしてから実践する」というのでは、いつまでたっても実際のトレードができるようにはなりません。最低限の知識は学びつつ、「実際にトレードしながら覚える」というスタンスを大事にしていきましょう。あとは、実践していくのみです。そうすることで、FXの知識が定着すると同時にテクニックも上達し、精神的にもタフになっていくことでしょう。

確かな独自のルールを作る

FXトレードをする上で一番やってはいけないのは「いつまで経っても行き当たりばったりでトレードする」ということです。それを避けるために、FXトレードをする際にはいつでもトレード履歴を記録しておくことをオススメします。そのデータを分析すれば「こうすると勝ちやすい」「こういったパターンのときは負けが続いてしまう」といったルールが自然に見えてくるはず。そのうえで負ける要素を徹底的に排除していけば、「自分だけの勝ちパターン」を構築できることは間違いないでしょう。

メンタルを整える環境づくりを重視する

FXはある意味「メンタル勝負」と言っても大袈裟ではありません。トレードの勝敗は「いかに自分の決めたルールに沿って采配できるか」によって決まるため、判断をずるずると遅らせない強いメンタルが何よりも大切なのです。

そのため、本気で億トレーダーになりたいのであれば、まず第一にストレスを溜めにくいような環境を用意しましょう。たとえば、一人で集中してトレードできる場所を確保しておくのも一つの方法です。また、いきなりハイレバレッジに挑戦するなどせずはじめのうちはローレバレッジから慣らしていくといったようなトレード環境を整えるのも重要です。

最後に

今回の記事では、年収1億円を稼いでいる億トレーダーの割合と、億トレーダーになるために最低限必要なことについて、詳しくご紹介してきました。

FX初心者の方は「年収1億円なんて夢のまた夢でしかない」「自分には到底無理だろう・・・」と思うこともあるかもしれません。ですが、日本に1万人以上の「億トレーダー」が存在していることも紛れもない事実。初心者がすぐに億を稼ぐことは難しいものの、環境づくりや知識の習得といったことをコツコツ継続していくことができれば、「FXで年間1億円稼ぐ」ことも十分可能です。

あなたもこれを機に、ぜひ億トレーダーを目指してみてはいかがでしょうか?