海外FXトレーダーでハイレバトレードを愉しんでいる方、これからハイレバトレードを始めようとしてるトレーダーの方、「ハイレバは危険」といったネット上の記事やブログ、SNS投稿を見かけたことはありませんか?海外FXは高いレバレッジがかけられる業者も多く、なんとなくFX→ハイレバ→危険という構図が出来上がっているように感じることもあります。ところが海外FXハイレバトレードって、逆に安全であるって知っていますか?

そこで、海外FXのハイレバトレードが危険なトレードと思われる理由について見ていきましょう。

ハイレバ(ハイレバレッジ)トレードとは?

ハイレバレッジでトレードを行うと、手持ちの自己資金が少なくトレードが行えることを意味しています。たとえば、100万円分のトレードを行う場合、レバレッジ1倍といえば必要となる証拠金は100万円、2倍なら50万円となりますが、レバレッジ10倍であれば10万円の証拠金で十分トレードが可能、レバレッジ100倍であれば1万円の証拠金で十分であるように、100万円分のトレードをするのにレバレッジの倍率によって必要証拠金が異なり、レバレッジが高ければ高いほど元手が少なくて済むわけです。これは100万円分のトレードをするにあたっての場合を例にしたものですが、証拠金100万円を持っている状態でレバレッジ1倍なら100万円分の取引が可能ですが、海外FX業者でよくあるようなレバレッジ500倍をかけたトレードをしたとしたら5,000万円分の取引が可能になることもあり得るわけです。実際にはレバレッジは証拠金残高によってレバレッジ制限がかけられるのでこの限りではありません。ハイレバレッジなトレードは、証拠金が少なくても大きな取引ができることや、同じ証拠金額の場合にハイレバレッジな海外FX業者であれば大きなトレード可能になります。

もし日本国内のFX業者を利用してのトレードであった場合、レバレッジは最大25倍といった制限がかかっており、これではハイレバトレードは無理です。海外FX業者はハイレバトレードが行えることから、ハイレバレッジは夢を追うトレーダーにはなくてはならないものになっています。

ハイレバトレードのメリット

海外FXの醍醐味とも言えるハイレバトレードはメリットの高いトレード方法であるということがあまり伝わっていないので、再度おさらいします。ハイレバトレードは非常に資金効率よく、証拠金が少ないトレードが実行できるので、海外FXをやってみようと思ったものの、自己資金がなく諦めていたといった場合、高いレバレッジをかけたトレードにて自己資金以上の取引が行える点がメリットです。またハイレバトレードを行う際に、ロスカット水準が高いFX業者を選ばなければ、ポジションを長く持ち続けることができます。一般的な海外FX業者のロスカット水準は20~30%で50%を超えると高くなります。中にはロスカット水準100%の業者もあります。

ハイレバトレードのデメリット

反対にハイレバトレードのデメリットですが、ハイリスクハイリターンであること。海外FXでは追証なしのゼロカットシステムがあるとはいえ、急激な値動きが発生し、証拠金が一瞬で吹っ飛ぶことも事もありますので、ハイレバトレードを安易に考えてはいけません。とにかくハイレバレッジで大ロットのトレードは行わないことです。

なぜハイレバ=危険と思われるのか?

ここからはハイレバトレードが危険なトレードと思われる理由についてさらに掘り下げて考えましょう。そのために証拠金の増減にえい子湯する「ロット数」と「値幅」について見ておきます。証拠金の増減に影響を及ぼす「ロット数」と「値幅」、どれだけのポジションを持っているか、それがどれだけ値動きしたかトレードでは重要で、正直なところレバレッジが高いから証拠金が増えた・減ったということはほぼありません。

たとえば、
1ドル=100円で100万円分(1万通貨)の取引を行っている場合、1円上昇したら

5万円の証拠金(レバレッジ20倍)で1円の上昇 ⇒ +10,000円
10万円の証拠金(レバレッジ10倍)で1円の上昇 ⇒ +10,000円
100万円の証拠金(レバレッジ1倍)で1円の上昇 ⇒ +10,000円

このように、レバレッジが何倍だとしても、1万通貨×1円=+10,000円になります。
ところが、同じ証拠金で取り扱っている「ロット数」や「値幅」が異なった場合には

10万円の証拠金(レバレッジ10倍)で10,000通貨(100万円)を取引して1円の上昇 ⇒ +10,000円
10万円の証拠金(レバレッジ10倍)で10,000通貨(100万円)を取引して10円の上昇 ⇒ +100,000円
10万円の証拠金(レバレッジ10倍)で1,000通貨(10万円)を取引して1円の上昇 ⇒ +1,000円

と、獲得できる利益は変わってくるわけです。つまり、ハイレバレッジであろうとなかろうと、取引自体に大きな影響は及ぼすことはなく、証拠金の増減を決めるのは「ロット数」と「値幅」である点は知っておきたいところです。

次に、ハイレバトレードで気を付けたいロスカットについて見ていきます。
ハイレバレッジトレードの場合は、ロスカットに気を付ける必要があります。そこで重要とされるのが証拠金維持率です。海外FX業者の多くは20~30%をロスカット水準として設定していますが、レバレッジが高ければ高いほど、わずかな値動きでも証拠金維持率を下回ってしまう危険性があります。つまり、ハイレバトレードの場合、強制ロスカットの可能性は高くなります。ハイレバトレード=危険である要因の一つがこれです。

ところが、海外FXの場合、国内FXと異なり、追証なしのゼロカットシステムがセーフティネットとなって、莫大な損失を出し強制ロスカットとなった場合でも、借金まで背負うことは絶対にありません。証拠金がゼロになることはあってもマイナスにならないというメリットがあるのが海外FX。そのように見ていくとハイレバトレード=危険とは言えないことがわかっていただけるのではないでしょうか。

まとめ

まとめとなりますが、ハイレバレッジ=危険と思われているのは、ハイレバレッジで大ロットトレードを行ってしまうようなギャンブルトレードを行ってしまうことが原因だったり、国内FXの追証ありゼロカットシステムなしにより借金を抱えてしまった人を間近で見てきたといった人の投稿だったりするのではないかと思います。FXトレードですべて取引に勝利することは不可能です。勝率を高めることはできますが、負けないトレードなんてないのです。その負け方が重要で、資金をすべて失うようなトレード、借金を背負ってしまうようなトレードを行ってはいけません。
たとえば2勝8敗でもトータルでプラスにできる人だけが資金を増やしていくことができます。そのため資金管理を徹底して負けパターンを知り、負けを避けることができれば良いだけです。ですから損切りルール(資金の〇%を失ったら決済するなど)といった事を決め、ハイレバレッジトレードで資金を着実に増やしていけるように戦略を立てましょう。