億トレーダーになるために最低限必要なこととは？

2022年6月1日

FXをすでに始めている人だけでなく、これから始めようと考えている人の多くは、「儲けたい！」「稼ぎたい！」という気持ちから投資(FX)を選択肢の一つとして加えた方も多いのではないでしょうか。

せっかく投資をするなら、「まったく稼げない・・・」という状態よりも「1千万」「1億円」といった夢のある金額を稼いでみたいですよね。

そこで今回は、年収1億円トレーダーになれる可能性はあるのか、また年収1億円になるためにはどんなことが必要なのか、ということについて詳しく触れてきたいと思います。

そもそも年収1億円超えの人はどれくらいいるの？

まず、年収1億円を超えている人がはたして日本にどれくらいいるのかという点から見ていきましょう。

2017年時点の統計において、年収1億円を超えている人は日本全国で23,000名。日本の人口は令和３年時点で1億2,500万人程度とし、そのうち2万人が1億円を稼いでいると考えると、「案外多いんだな」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、2017年時点の「全労働人口」を基準に考えた場合、この2万人とは約3000名に1名という計算になり、全体のおよそ0.035パーセントにしかすぎません。つまり、年収1億円を稼ぎ出すことは、かなり狭き門であるということが見てとれます。

年収1億円になれる人の特徴とは？

続いて、年収1億円を稼ぐ人はどんな職業についているのかを見ていきましょう。

年収1億円を稼いでいる人の職種上位5位は以下のとおりです。

第1位　FXトレーダー〈FX以外のトレーダーも含む〉（約56％）
第2位　大企業の社員　（約31％）
第3位　事業所得者　　（約8％）
第4位　不動産所得者　（約3％）
第5位　音楽関係、作家　（約1％）

驚くことに、なんと1位に輝いたのは「投資家(トレーダー)」なのです。皆さんの中には、「有名企業の社長かな？」「弁護士や医者かな？」なんて想像をしていた方もいるかもしれませんが、実際のところは群を抜いてトレーダーの数が多いという結果になっています。
要するに、日本には1万人以上の「年収1億円トレーダー」が存在するということになります。ちなみにFX業界では、「1億円以上の資産があるトレーダー」または「年収1億円以上のトレーダー」のことを一般的に「億トレーダー」と呼んでいます。

プロ野球界で「○○選手が年収1億円プレイヤーになった」などというニュースを耳にすることもあるかと思いますが、それは業界内で100名程度しか達成することが難しいと言われるほど狭き門です。ですが、億トレーダーであれば、それに比べて高い割合で目指すことができます。そのため、「何か特別な才能があるわけではないが、年収1億円以上を達成してみたい」と思うのであれば、億トレーダーになるのも一つの手と言えるでしょう。

国内FX業者を使えば税金面でも有利に！

年収1億円を稼ぐのは雲の上のような話ですが、現実的に考えると「税金が大幅に引かれてしまうのではないか？」「稼いだとしてもあまり手元に残らないのではないか？」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。

確かに、一般的なビジネスで利益を出した場合には、課税の際に「累進課税」が適用されます。そのため、稼げば稼ぐほど税金の割合がアップしていくということになります。

具体例をあげると、年収が195万円以下の場合には税率が15％しかかかりませんが、年収4,000万円以上になると税率は55％となってしまいます。(いずれも住民税10％を含んだ数値）ですから、年収1億円を稼いだとしても、税金で半分以上を占める5,000万円以上は持っていかれてしまうことになります。

しかしFXトレーダーの場合には、累進課税ではなく「キャピタルゲイン課税」が採用されています。これはとても単純な課税方式であり、「所得に対して一律2割の税金を課す」というルールです。つまり1億トレーダーの場合、税金は2,000万円となります。同じ年収1億円なのにも関わらず、5,000万円以上の税金が課せられる人とは雲泥の差があることがわかりますね。

ただし、「キャピタルゲイン課税」の適用は、「国内FX業者」でトレードした場合のみとなっており、「海外FX業者」でトレードをする場合には「累進課税」となるため注意が必要です。

FXで億トレーダーを目指すにはどうしたらいい？

インターネットやSNSを覗けばFXで年収１億トレーダーになるための情報がいろいろと出てくると思います。しかし、それら全てを自分のトレードに生かすのは正直に言って時間的にもキャパ的にも難しいでしょう。そこで、ここでは「これらをこなしていれば億トレーダーを目指せる！」という必要最低限の内容についてお伝えしていきます。

FXのノウハウを集め、自分ルールをつくる
メンタルコントロールを徹底する
スプレッドが狭い海外FX業者を選択する

1.FXのノウハウを集め、自分ルールをつくる

基本中の基本ですが、FXで利益を得たいと思うのであれば、FX関係の用語や基本的なトレード手法をしっかり覚えるのは最も大切なことです。とはいえ、「完璧に全部覚えてからやろう」などと考えていたら一生FXに踏み出せなくなるため、「トレードしながら覚える」というスタンスを忘れないようにしましょう。また、自分のトレード履歴を記録、分析することで、「こういう状況では勝てる」「こういう場合は負ける」といった自分なりのデータを収集しておきましょう。分析した結果を元に自分独自のルールを設定し、負けを最小限に抑える方法を作りあげていきましょう。

2.メンタルコントロールを徹底する

FXだけに限ったことではないですが、投資をする際は「メンタルコントロール」が何よりも大切です。本気で億トレーダーを目指すのであれば、FXトレードを長年続けていくことになるでしょう。その時にカギを握るのが、「ストレスフリーの環境」をつくること。一人で集中してトレードできる場所を確保する、適度にリフレッシュしに行く、利益が出たら自分へご褒美を与える、など、長くトレードを続けられるような工夫を心がけていきましょう。

また、「○○のタイミングでいつもプレッシャーがかかっている」、「こういう状況に遭遇するとメンタルがやられやすい」という傾向がわかったら、それを緩和するための対策も考えていくと良いと思います。

3.スプレッドが狭い海外FX業者を選択する

スプレッドとは、「FXトレードで発生する手数料」のことです。手数料が高いと、いくら利益を出してもその分手数料として差し引かれてしまうため、結果として自分の利益が減ってしまいます。そのため、可能な限りスプレッドが低いFX業者を選定することが重要です。なかでも、スプレッドが低い海外FX業者を一度検討されることをおすすめします。